おおらかに生きる
こんにちは。
自由自在な人生エバンジェリスト ムサシコジローです。
最近やっと冬らしくなりました。 風花もちらっと見かけます。
冬はすべての輪郭が、 スッキリとした感があります。 透明な世界がそこにあります。 静かな世界がそこにあります。 そんな世界を今味わっています。
では、BIブログ贈ります。 ********************************************
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今回は、、、 「おおらかに生きる」 というテーマについて書いてみます。
「おおらか」 漢字にあてると、、
「鷹揚(おうよう)」というものがある。 鷹が空を悠然と飛翔するように、 何ものも恐れず落ち着いている、、、 ゆったりとしていて、 小さなことにこだわらない。 そんな意味だろう。
別に、、
「大様(おうよう)」というものもある。 度量(心の広がり)が大きいとか、 おおざっぱ、という意味になる。
“おお”は、本来“おほ”と書いたのだろう。 「おほ」の意味することを漢字にあてると、、
凡、大、多、鬱(おぼろ)などとなる。 漠然とした、 広大な、 多量な、 ぼんやりとしてはっきりしない といった意味合い。 このように「おおらか」という言葉には、 微妙で多彩なニュアンスが含まれている。
まとめてみると“おおらか”とは、 細かくないとても大きな広がりであり、 それは制限することができない、 括ることのできない、 だからおぼろとも言える。
囚われがない。 枠がない。 だから、ゆったりとしている。 悠然としている。 あくせくしない。 ということになる。
さて、、 今この私たちの世界をみる限り、 おおらかな世界があるのだろうか? おおらかな人があなたのすぐ近くにいるだろうか?
そもそもあなたはおおらかに生きているだろうか?
いかがですか?
黄金の時代と呼ばれていた時代がある。 遠い遠い大昔のこと。 その時代の人たちは自然(宇宙)そのものと、 ひとつになって暮らすことができていた。 調和(ハーモニー)することを知っていた。 また、“本来の自分”という神聖な存在も知っていた。 そして、その美しさ、価値を充分理解していた。 それは自分自身の中だけでなく、 まわりに対してもその存在を観ることができていた。 まわりからも神聖で美しいものを感じ取ることができた。
だから、宗教だの哲学だのといったものは必要としない。 宗教そのものだったからだ。 哲学そのものだったからだ。 なぜ、その時代の人はそのような状態になれたのだろう。 それは“心マインド”の働きを止滅させることができていたから。 必要な時だけにしか、 心(思考)を働かせなかったから。 ふだん心の働きは止滅した状態。 つまり神聖な源であるハートの中にとどまっていた。 その状態の時にのみ、 自然や宇宙と融け合うことができるから。
だから、このような時代の人々は、 真におおらかだった。
でも、そんな黄金の時代は過ぎ去る。 やがてそれは“堕落の時代”へと進む。 堕落の時代では、 黄金時代のような心の止滅の状態はなくなり、 一点に集中する心の状態が常になる。
つまり、心が常に何か特定のものに囚われている状態。 心が止まる、消える時がない。 しかし、この状態ならまだ心の止滅状態につながることは可能だ。 つまり自分自信の中にある、 神聖なもの、美しいものとつながることは容易だ。
しかし、時代は変わる。 人々の心が散漫する状態になるの。 でも、それでも心を一点に集中することは可能だし、 一点集中から心の止滅状態につながることも可能だった。
でも、時代は“暗黒の時代”(カリ・ユガ)になる。
それが現代につながる。 人々の心は惑わされた、 物質的な状態にまで堕落し、 暗黒の状態になった。
実は、これまで書いたことは、 古代のある聖典にもとづいたもの。
惑わされた心は、 黄金の時代のような心の止滅ということを 忘れてしまったのは当然だが、 心の一点集中や、心の散乱などといったことさえ忘れてしまった。
つまり、“心”というものを心だと、 識別することができなくなってしまった。 “心マインド”が私と同一視してしまった。 心すなわち私なのである。
それが現代の大きな悲劇につながる。 世界を血の海と化した、 大戦などがまさしくそのあらわれだ。 “心マインド”こそが私で、 私は常に正しい。
だからあんな悲劇が起こる。 現代においても変わらず続いている、 宗教組織の争いも同じだ。 あれは“心マインド“の争いだ。 そしてそれはエゴの争いだ。
心マインドが止滅した、 神聖なあなた、 真のあなたは争うことを知らない。 争いという言葉すら知らない。 そんなものは真のあなたに存在しない。
黄金の時代を振り返ってみれば分かるが、 心が止滅した状態でこそ、 神聖で美しい本来の自分につながることができる。
つまり“心”は“わたし”ではない という状態。 でも、暗黒の時代では“心マインド”こそが“私”なのだ。 だから、惑わされた状態。
心マインドは苦しみを生み出す源。 それを私と同一視することは、 苦しみから逃れられない状態になること。
「一切皆苦」 釈迦仏陀がそのことを明快に言っている。 心マインド=私といった世界にいる限り、 すべては苦につながっていく。
このような状態でいる限り、 真の幸福につながることができない。
では、黄金の時代のような、 神聖で美しい“真のわたし”につながるにはどうしたらいいのか。 そのためには、“私”という心の有り様から脱皮すること。 “私”を脱ぎ捨ててみること。 心マインドは“わたし”ではない。 それを識別すること。 そうなった時にあらわれる、 “気づき”を体験すること。 心マインドという囚われ、 まやかしが落ちた時、 あなたは真におおらかになれる。
鷹が空を悠然と飛翔するように、 何ものも恐れず落ち着いている、、、 ゆったりとしていて、 小さなことにこだわらない。 そんなあなたになれる。 おおらかなあなたにつながるために。 ⇒こちら
私が書いたこと理解できない方もいるでしょう。 でも何かしら感じ取った方もいるでしょう。 そんな方はその“気づき”を大切にして下さい。 それはとても貴重な兆しです。
真のあなたにつながる啓示です。
今回はこの辺で、、、
今日もこの瞬間を味わいましょう。
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