• ムサ・コジ

くつろぎ


おはようございます。 ムサ・コジです 少し寒い朝を迎えています。

寒さを感じると身体がブルブルと小刻みに震えたりします。 身体が勝手に反応しています。

身体は物質でできています。 物質には物質の法則があり、それは常に安定しようとしていることです。 私たちの意思とは関係なく働き続けています。 寒さで身体が震えるのも、身体の物質が安定した状態になりたいからなのでしょう。 その働きは、物質を構成する元素の中で主にVâyo風、そしてTejo火となってきます。

外気の寒さ熱さに“火”が活性し、その影響で伸びたり縮んだりする働きを司る“風”が活性する。 それが細胞レベルで起こり、細かな振動の集まりとなって、震えにつながります。 そのようにすべては因縁(因果法則)によるものです。 さらにそこから“感覚”も生まれるのです。 心地よい、心地悪い、そのどちらでもない。 さらにその感覚から“感情”が生まれることになります。 寒いのは「大っ嫌い!」「早く春にならないかな」などいった“嫌悪”“怒り”が生まれるのです。 朝の寒さの中にも、このような“身体”と“こころ”の流れが、尽きることなる続いているのですね。 そのように“寒さ”をテーマに“自分”というものを観察してみると、私たち生命の様々な仕組みが理解されてきます。 そのような発見は楽しいものです。

さて、今回のbiブログは、、、
「くつろぎ」というものです。

私たちはくつろぎを求めています。 「あ〜〜」とほっとくつろぎたいのです。

しかし、本当にくつろぐことができているでしょうか。 おそらく現代人のほとんどはそれはできていないでしょう。

「私たちはこの世でいまだかつてくつろいだことがない」とある詩人が言っています。 いまだかつで、くつろいだことがないのだから、そもそもくつろぐことなどできないということです。 本当のくつろぎはすべての制約、制限から解放されない限り現れません。 目標を持った時点で、それはもう制限となります。 そのために何かをしなければなりません。 頑張ろうとしなければなりません。 それでは、くつろげません。 自ら何かを求めようとする限り、そこには必ず制約・制限が生まれます。 つまり、能動的になればなるほど制約・制限が生まれます。

現代の言葉で言えば目標を持って、積極的にポジティブになればなるほど制約・制限が生まれることになるのです。

活動しなければなりません。 一瞬たりとも“今ここ”に居ていはいけません。 動き続けなければなりません。 あのパスカルがこのようなことを言っています。 「人間の不幸というものは、その理由はすべてただ一つのこと、すなわち、それは部屋の中に静かに独り休んでいられないことから起こるということである」 人間の不幸の原因は独り静かにいられないことから起こる、とパスカルは言うのです。 なぜ独り静かにいられないのでしょう。 「不安」だからです。 そもそも私たちのこころの根っ子にそれはあるのです。 それを紛らすために、じっとしていられなくて、何かを追いかけるのです。 何かを為さなければならないと駆り立てられるのです。 じっとしていてはいけないのです。 “今ここ”に居てはいけないのです。 しかし、それらは何度も言うように制限・制約を生み出します。 私たちをギリギリ見えない鎖で縛るのです。 ですから、決して“くつろぐ”ことはできません。 “不安”から解放されることはありません。 では、どうしたらいいのでしょう。 “不安”そのものを消し去るしかありません。 私たちのこころの根っ子にある“不安”そのものを消し去るのです。 “不安”になる原因があるのです。 もちろんそれは物質ではありません。 不安が生まれる明確なこころの流れ・プロセスがあります。 そのプロセスをブッダは明確に教えてくれています。 その仕組みをまず理解することです。 そして、その流れをある時点でカットするトレーニングを繰り返すのです。 そのためには“独り静かに”“今ここ”に居ることが欠かせません。 五感(眼、耳、鼻、舌、身体)という門に入る刺激を極力なくすことをするのです。 私たちのこころの向きを外側ではなく内側に向けるのです。 こころを外に向けている間は“不安”は止むことなく現れます。 こころを自分の内側に向けるのです。 そうやってはじめて、不安が生まれるプロセスを理解することができるのです。

真のくつろぎは、積極的(能動的)に何かを求めても得られません。 私たちのこころを外側ではなく内側に向けること、そして、静かにただ待つ。 つまり、受動的になった時に向こうからスッと静かに現れるのです。 独り静かにただそこに坐るのです。 すべての生命が幸福でありますように。

ムサ・コジ

<「“こころ”の学校」関連行事開催予定>

・「“こころ”の学校…専科」〜ブッダの悟りのプロセスを具体的に理解し実践するプログラム ブッダの冥想とマインドフルネスについて ・1/28(日)「“こころ”の学校…特別編」〜ブッダの説く“怒り”について〜開催


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